wordpressはデフォルトでもシンプルで使いやすいと思います。
でもちょっと手を加える事でさらに使いやすく!
今回はプラグインを使わず、ちょっとしたコードの追加でできるカスタマイズをご紹介です。
menu
メニューの「投稿」欄にサブメニューを追加
デフォルトだとこうです。
- 投稿一覧
- 新規追加
- カテゴリー
- タグ
それに新しくメニューを追加します。
- カテゴリー別一覧
- 公開済み
- 下書き
- 予約投稿

デフォルトだと一回投稿一覧にいってから各操作を行う必要がありますが、それを1クリックでいけるようにということです。
投稿一覧だと全てのカテゴリーの公開済み・下書き・予約投稿がまず全部でてきますので。
functions.phpに以下のコードを追加
//投稿にサブメニューを追加 function add_post_submenu() { add_submenu_page( 'edit.php', '未分類', '■未分類', 'activate_plugins', 'edit.php?post_status=publish&cat=1' ); add_submenu_page( 'edit.php', '公開済み', '・公開済み', 'activate_plugins', 'edit.php?post_status=publish&post_type=post' ); add_submenu_page( 'edit.php', '下書き', '・下書き', 'activate_plugins', 'edit.php?post_status=draft&post_type=post' ); add_submenu_page( 'edit.php', '予約投稿', '・予約投稿', 'activate_plugins', 'edit.php?post_status=future&post_type=post' ); } add_action('admin_menu', 'add_post_submenu');
add_submenu_pageの中身はこうです。
トップレベルメニュー → edit.php
*投稿にひもづけるため。
ページタイトル → 未分類,公開済み等
*ここでは一覧ペーにとばすので特に必要なし。適当に入れておいてください。
メニュータイトル → ■未分類,・公開済み等
*実際にメニューとして表示されるテキストです。
権限 → activate_plugins等
*このメニューが表示されるユーザーレベルです。
上記の例では管理者のみ有効になっています。
ユーザーレベルについてはこちら
ファイル → ?post_status=publish&cat=1等
*この場合はURLになります。
このURLは投稿一覧画面のURL「?」移行のコピペです。
パラメーターはいくつか有りますので色々試してみてください。
- 公開済み:post_status=publish
- 下書き:post_status=draft
- 予約投稿:post_status=future
- ゴミ箱:post_status=trash
- カテゴリー:cat=**(カテゴリーID)
- タグ:tag=**(タグスラッグ)
等々。必要に合わせて&で組み合わせてください。
メニューにカテゴリーを追加する
上記コードのカテゴリー部分の説明です。
まず「カテゴリー」「■カテゴリー」部分を任意のカテゴリ名に書き換えます。
例)’blog’,’Blog’
最後のURLの中の「cat=1」
この数字の部分を任意のカテゴリIDに変更してください。
カテゴリーIDの確認は以下の通りです。
まずカテゴリーページに行きます。
確認したいカテゴリーの「編集」クリックします。
編集画面のアドレスバーにある「tag_ID=**」がカテゴリーIDになります。

私の場合、カテゴリー名がBlog、カテゴリーIDが18になりますので
add_submenu_page( 'edit.php', 'Blog', '■Blog', 'activate_plugins', 'edit.php?post_status=publish&cat=18' );
となります。
あとは追加したい数だけコピペしてください。
投稿一覧画面にアイキャッチを表示
投稿の際にアイキャッチを使ってる人も多いと思いますが、それを一覧画面でも出るようにします。
そうするとなんの記事かわかりやすくなりますよね。
functions.phpに以下のコードを追加
//画像欄をカラムに追加 function add_thumbnail_columns( $columns ) { $columns = array_reverse($columns,true); //「Image」は任意のテキストに変更してください $columns['thumbnail'] = 'Image'; $columns = array_reverse($columns,true); return $columns; } add_filter( 'manage_posts_columns', 'add_thumbnail_columns' ); //画像を出力 function add_thumbnail_postlist( $column_name, $post_id ) { if ( 'thumbnail' == $column_name ) { //サイズは任意のサイズに変更してください $thumbnail = get_the_post_thumbnail( $post_id, array( 80, 80 ) ); //アイキャッチが設定されていない場合、空のdivを出力します echo ( $thumbnail ) ? $thumbnail : '<div class="noimage"> </div>'; } } add_action( 'manage_posts_custom_column', 'add_thumbnail_postlist' , 10 , 2 );
その次に表示用のスタイルを追加します。
//管理画面にスタイルを追加 function custom_admin_style() { echo <<<EOF <style> //設定したサムネイルの幅に合わせて調整してください .column-thumbnail { width:80px; } //空divのスタイル .column-thumbnail .noimage { width:80px; height:80px; background:#f2f2f2; } </style> EOF; } add_action( 'admin_print_styles', 'custom_admin_style' );
このようになります。

投稿画面のカテゴリー選択ボックスを見やすくする
投稿先カテゴリーを選択するボックスですが、デフォルトだと選択したカテゴリーがツリーから外れてしまいます。
少ないカテゴリーならいいですけど、カテゴリーが多くなってくるとなんだかよくわからないことに。
なので選択後もツリーを維持した状態にします。

functions.phpに以下のコードを追加
//カテゴリーツリーを維持させる function category_tree_retention( $args, $post_id ){ if( !isset( $args['checked_ontop'] ) || $args['checked_ontop'] !== false){ $args['checked_ontop'] = false; } return $args; } add_filter( 'wp_terms_checklist_args', 'category_tree_retention', 10 , 2 );
あとはおまけですが、このボックスのスクロールバーが邪魔だったので外しました。
ひと目で分かるようにしたかったので。
それとついでにチェックボックスの色も濃くしました。
以下のスタイルを追加
function custom_admin_style() { echo <<<EOF <style> #category-all { //高さを決める場合は none → 高さpx max-height:none; } #category-all input:checked { border:1px solid #000; background:#ccc; } </style> EOF; } add_action( 'admin_print_styles', 'custom_admin_style' );
※上記アイキャッチのスタイル出力と同じ関数ですので、両方入れる場合はスタイルをまとめてください。
以上です。
wordpressはプラグインも豊富ですが、プラグインを使わずとも色々カスタマイズできるので楽しいですね。