HDMI2.1対応AVアンプ「DENON AVR-X1700H」購入。40GbpsでVRRも対応済み!YAMAHA RX-V6Aからの買い替え。
AVアンプをYAMAHA RX-V6AからDENON AVR-X1700Hに買い直しました。
RX-V6Aはかっこいいし音も良いので気に入ってはいたのですが、ちょっと思うこともありタイミングがあえば買い替えてもいいかなぁなんて思ってました。
で、そういうときに人気商品で在庫切れしてたAVR-X1700Hの在庫がAmazonはじめ各ショップで復活したので、悩んだ結果購入することに。
YAMAHA RX-V6Aの気になることろ
以前からブログで書いてはいましたが、RX-V6Aの気になるところは以下の通り。
- HDMI2.1の帯域が24Gbps
- VRRのアップデートがいまだにこない
- eARCが不安定
です。
HDMI2.1の帯域が24Gbpsなのは購入当初は全然知らなくて、いろいろニュース読んでるときにしりました。
ちょっとだまされた感じ…今は公式サイトにも24GBPSと記載ありますけどこれって最初からあったっけ???
何が問題かというと、24Gbpsだと4K/120Hzの時にRGB(YUV444)で伝送できないんですよ。
PS5をつなげるとYUV420になります。まぁPS5自体が32Gbpsなので4K/120Hzの時はYUV422になるんですが。
PS5のアップデート(pro版とか)があって4K/120HzでRGB伝送できるようになってもこのアンプでは無理なんですよね。
RX-A4A以上の機種は40Gbpsなんですが、10万オーバー…
あとVRRのアップデートですが、もう発売してから1年半以上立ってるのにいまだにアップデートがこない。
こういうのって販売方法的に許されるの???
DenonやmarantzはすでにVRR対応済みです。YAMAHAは全機種未対応。
で、PS5をテレビに繋げてeARCで接続してたのですが、アンプで音楽聴くと翌日にはeARCで音が出なくなるんですよね…
なんじゃそら…
DENON AVR-X1700H
というわけで、DENONのエントリーモデル「AVR-X1700H」に買い替えたわけです。
基本的にはRX-V6Aと同じ7.2chグレードなので機能的にはそこまで変わりません。
ただYAMAHAは全製品値上げで、Denonは据え置き(一部除く)なのでこのアンプのコスパが際立ちますね。
値段で比べるなら7.2chのRX-V6Aではなく5.1chのRX-V4Aになるので、YAMAHA好きというのでなければYAMAHAを選ぶ理由はあまりないかもです。
外観はこんな感じで旧モデルから変わらず。
エントリーモデルといっても機能は充実で、HDMI2.1の入力端子が3つあります。
上位モデルは1つしかないので、ここは後発の利点と言ったところでしょうか。
あと、スピーカーケーブルが横並びなのも見やすくてよいですね。
YAMAHAは縦並びだったので。
RX-V6Aとくらべるとひとまわり小さいです。
見た目はRX-V6Aのほうが好きかなぁ。
HDMI2.1
HDMI2.1の40GbpsでVRRも対応!
YCbCrの12bitになってるね。
RX-V6AではたしかYCbCr24bitってなってたから8bitなのか?
24GbpsではYUV422 12bitも無理なんだろうか。
気になるところは信号が切り替わった時の反応がちょっと遅い気がする。
あとVRR→非VRRとか、解像度の変更があったときに稀に映像がおかしくなる。
この辺アップデートで改善してくれると嬉しいな。
音はどうか
音、とくにAVアンプの音という意味ではどちらもあまり大差ないかもしれません。
なんとなくですが、音楽(ステレオ)はDenonで映画(サラウンド)はYAMAHAのほうがしっくりくる感じがしました。
ただ、これは完全な好みで、グレードも同じなのでほんと雰囲気とか味付けの違いによるものかと。
ダイレクトで出力すればほとんど違いないんじゃないかなぁと思いますね。
機能的に
Denonで良かったと思うことは、音場を入力ソース以外に音声コーデックでも記憶させておけることです。
もともとOnkyoのアンプ使ってたときはそうだったので、YAMAHAに変えたときに若干不便に思ってました。
HDMI1はこの音場、というのではなくHDMI1のPCMはこの音場ってことです。
他、セリフを聞きやすくするダイアログエンハンサーとかトーンコントロールなんかのオプション項目を入力ソースごとに記憶しておけるのも良い。
YAMAHAはこの辺共通だったんですよね。
ただ、YAMAHAのほうが良いと思える部分もあって、マイクで音場を測定した後に使える機能がYAMAHAのほうが良かった。
MultEQ® XT、Dynamic EQ、Dynamic Volumeなんかがあるのですが、ちょっと不自然に感じるところもあります。
YAMAHAのYPAOイコライザー、YPAOボリューム、アダプティブDRCの方がすごく自然に調整されてるように思います。
Dynamic EQをオンにするとたしかに文字通りダイナミックになるし、サラウンド感もすごく増します。
ただ、セリフがめちゃくちゃ聞こえにくくなるし低音も出すぎな気がする。
ふつうのリビングではちょっと使いづらい機能かなあと。
Dynamic Volumeもオンにすると音量がすごくでかくなってちょっとバランスおかしくね?って感じがします。
サラウンドの調整はYAMAHAの方が上手にやってると思う。
※2020/07/26追記
色々試した結果、今のところは下記の設定にしてます。
- MultEQ® XT/Referenc
- Dynamic EQ/オフ
- Dynamic Volume/light
- ダイアログエンハンサー/弱
こうすると広がりや迫力を保ったままセリフが聞きやすくなりました。
Dynamic Volumeは音量がかなり大きくなるのですが、それはソースごとの音量調整でカバーします。
Dynamic EQはちょっと変化が大きすぎてやっぱりだめだった。リファレンスレベルオフセットを変更して試してみてもいまいちしっくりこず。
Dynamic EQとDynamic Volumeのかけ合わせパターンも色々試してみたんですが、Dynamic EQはオフの方が聴きやすいなぁと思いました。
あとはAudysseyセットアップをやり直しました。
私の座ってるチェアは背もたれが高いため、耳の位置より背もたれが高いんですよね。
最初はチェアの上にマイクを置いて計測してたんですが、そうすると背もたれが壁になって結果がいまいちっぽかった。
なのでチェアも部屋から出して三脚にマイクを設置して計測しました。
それもあってか音場が改善された模様。
音楽を聴くときはMultEQ® XTはflatにしてサブウーファーをオフに。
あとフロントスピーカーが測定後に小になってたのを大にしました。低音も結構出るスピーカーなので。
色々細かく調整できるのもいいし、ソース毎に記憶できる項目が多いのもやっぱり便利で良い。
Denon使ってみて思いましたが、普通の家庭で視聴する場合は迫力とかどうのよりやっぱり聴きやすさだと思うので、YAMAHAはその辺わかって調整してるんじゃないかなぁ。
※2020/07/27追記
Dynamic Volumeは可変の音量調整みたいで、シーンによってボリュームが変わるのがわかる。
簡単に言うとシーンによってセリフの音量が変わるんです。これは気になる!
なのでDynamic VolumeはやめてDynamic EQをオンにしてリファレンスオフセットを-10db or -15db、ダイアログエンハンサーを弱 or 中で調整。
なかなかしっくりこないのでもうちょっと追い込みたい。
スピーカーバランスを取りたいがセンタースピーカーなしの4.1chシステムなのでセンタースピーカーを追加することにしました。
YAMAHA NS-B750に合わせてYAMAHA NS-C500に決定。
ちょっと余計な出費だけどスピーカーはずっと使えるので良しとしよう。
設定/コントロール
設定は本体で行うとちょっともっさりしてる。あと2022年にもなるのにUIが古くさすぎるぞ!
なんだよこの解像度…アイコンもフォントもボケボケだぞ。この辺も気にして作って欲しいもんだわ。
でも本体をさわらずにアプリとブラウザでほぼ完結できるので、設定画面を出すのは初期設定時とAudysseyセットアップ時くらいかな。
アプリ
アプリレビューはあまり高くなかったのであまり期待してはいなかったのですが、レスポンスもなかなか良くて使いやすいと思います。
あと情報量も多くて、この辺はYAMAHAのアプリに勝ってますね。
ARC入力時でも音声ソースをちゃんと確認できるのはよい。
音場の変更や、細かい音の設定もこのアプリでできます。
Androidアプリは何回もエラーがでたので、iOSアプリの方が出来はいいと思う。
ブラウザ
IPを叩けば設定画面がでてきます。
ここでできる設定は本体でできる設定と同じなので本体をリモコンで操作するよりはるかにやりやすいです。
数字いれたり文字打ったりするのは全体こっちの方が良い。
音楽を聴く
音楽を聴く時は以前と同様AirPlayでステレオ再生するわけですが、この際のテレビとの電源連動がYAMAHAとちょっと違い難儀しました。
YAMAHAだとスタンバイコントロールを自動にしておくと、映像入力もしくはTVモード時にテレビを消すとアンプも連動して電源オフになり、それ以外のモードだとテレビだけオフになるというもの。
なので音楽を聴く際はまず音楽を流してからテレビを消す、ということをやってたんだけどDenonじゃこれができない。
悩みになやんだ結果、テレビは付けたまま「消画」で使うことにしました。
消費電力も大したことないし、音楽聞くとは言っても一日に1,2時間くらいだし。
eARCは相変わらず不安定
RX-V6Aは本当にeARCが不安定で、アンプ単体で音楽聴くと翌日にはeARCで音が出なくなるんですよね。
最初はテレビだけ消してアンプとの連動を切ったらだめなのか、と思ってたのですがそういうわけではなく、アンプ単体で音楽聴くだけでもだめでした…
AVR-X1700HはARCで接続してますが、eARCをオンにしていろいろ試してたところ、Amazonプライムビデオで5.1chの映画を早送り巻き戻しとかやってると急に音が出なくなりました。
YouTubeに切り替えると音が出るようになり、再度Amazonプライムビデオで5.1chの映画を再生するとちゃんと音がでる。
で早送り巻き戻しやるとまた同じ症状になり、eARCを解除するとその症状はでなくなりました。
もはやこれ、アンプのせいじゃなくてテレビのせいじゃね?と。以前使ってたBRAVIA X9500Hもちょっとおかしかったし。
eARCは積極的には使いたくないなぁ。
結論
YAMAHAもDENONもどっちもいいところがあり、わたし的には両方合体させたようなアンプがほしいと思いました。
まだDenonのアンプは買ったばかりなので、これから色々使い倒していきますが、YAMAHAの次期モデルがいい感じだとまたYAMAHAに戻すかも??
あとはeARCの不安定さを改善してほしい。アンプどうのよりこれが一番切に願う箇所かもしれない。
それと、これもBRAVIA側なのですが、HDMI入力をVRR対応にするとゲームモード固定になるのをなんとかしてくれると嬉しい。
VRR対応でもモードが自動で変わってくれればアンプにゲーム以外も接続できるので。
難しいのかな…?