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Wake on LANを使って離れた部屋からPCをスリープ解除しSteam Linkでリモートプレイ!設定をちゃんとしておけばかなり快適に遊べます!

Wake on LANを使って離れた部屋からPCをスリープ解除しSteam Linkでリモートプレイ!設定をちゃんとしておけばかなり快適に遊べます!

最近Steam Linkを使ってリモートプレイでゲームするのにハマってまして、ダミーHDMIを購入したりしてました。

さらに快適にしたくなって、PCのスリープ解除を行いモニターをオフにし、ゲームが終わったらPCをスリープにするという流れをモバイルデバイス(スマホ・タブレット)からできるようにしてみました。

Steam Linkで使ってるタブレット。

安くてそこそこ使えて画面めっちゃキレイなんでリモートプレイにぴったりなんでは!?

前準備

前準備に以前ブログに書いたダミーHDMIプラグを使ってSteam Linkでリモートプレイ中にモニターを消しておけるようにします。

ダミーHDMIの解像度はできるだけ低くしておいてください。私は1280*720にしています。

次にSteam Linkの設定で起動モードをデスクトップに変更します。

デフォルトではBigPictureになってると思います。

Wake On LanでPCから離れた場所からスリープ解除

PCに備わっているWake On Lanという機能を使って離れた場所からPCをスリープ解除させます。

離れた場所といっても宅内、というかPCと同一ネットワークにつながってるモバイルデバイス(スマホ・タブレット)です。

外出先からだとまたちょっとややこしいです。対応してるルーターとグローバルIPが必要だったり、IPv6(IPoE)だと基本的には無理(できるかもだけどめっちゃややこしい)なのでそこは調べてください。

外出先からPCを起動させるにはスマートスイッチを使って物理的にスイッチを押すのが一番手っ取り早いかと思いますね。試したことないけど。

PCのネットワークアダプター設定

デバイスマネージャーから通信デバイスを探してプロパティを開きます。

デバイスマネージャーはスタートボタンを右クリックで出てくるメニュー内にあります。

PC設定

私は有線で接続しているのでネットワークアダプター内のRealtek Gaming 2.5GbE Family Controllerというデバイスになります。

PC設定

プロパティ電源の管理にある

  • このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする
  • Magic Packetでのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする

を有効にします。

PC設定

Magic Packetでのみ…を有効にしておかないとたまに勝手にスリープ解除されますのでお忘れなく。

これでPCの設定は完了。

Wake On Lanアプリをインストール

スマホ・タブレットにWake On Lanアプリをインストールします。

Wake On Lan

Wake On Lan

posted with アプリーチ

アプリでPCを追加します。

私はAndroidユーザーなので追加ボタンを押すと同じネットワークに繋がっているデバイス一覧が表示され、その中からPCを選択するだけでした。

Wake On Lanアプリ

登録した後は登録したデバイスの名前部分をタップすればPCのスリープが解除できます。

iOSアプリだとスキャンはできず手動でIP等を入力する必要がありました。

iPadでいくつかWake On Lanアプリをインストールしてみたのですが全部手動でした。

なので自分で調べる必要があります。

自分のPCのIPアドレスとかMACアドレスとかはネットワークとインターネット→接続しているネットワークの追加のプロパティを表示で確認できます。

PCネットワーク情報

Steam Linkを起動したあとの操作

スリープ解除したあとSteam Linkを起動すると基本的にはPINコード入力画面が出てくるかと思います。

右のキーボードアイコンをタップすると仮想キーボードが出て来るので入力します。

スリープ解除後のPINコードを無効にする

毎回PINコード入力は流石に面倒なのでスリープ解除後のPINコードを無効にしました。

一人で使うPCなんかはいいと思いますがセキュリティは落ちますので任意で。

アカウントサインインオプションしばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミングを「常にオフ」にします。

Steam Link起動

これでSteam Link起動後はデスクトップが表示されます。

スリープ解除はPINコードなしですが、シャットダウン時にはPINコード必要なので、普段はスリープでしばらく家を開ける場合などはシャットダウンというような運用ですかね。

PINコード無しはセキュリティリスクが発生するので、Steam Linkを頻繁に使う場合に「常にオフ」にしておいてあまり使わなくなったら「PCのスリープを解除する時間」に戻しておくのがいいと思います。

PCに接続しているモニターをオフにする

とくにPCで前処理なんかをしていない場合はスリープ解除はもちろんモニターもオンになります。

Steam Linkでデスクトップ表示してると思いますのでそこからモニターの表示をセカンドスクリーンのみにします。

モニターをオフにする
モニターをオフにする

ただこれ、スマホだと画面めちゃくちゃ小さくてアイコン見にくい押しづらいんですよね。

私はWQHD解像度ですが4Kとかになると更に押しづらいです。

一応画面拡大とかできるんですがそれでも操作しづらいです。

その場合は別途マウスを接続したり先の細いタッチペンなんかあるとやりやすいかなと思います。

私はタブレットを使ってるので指の操作でもギリ大丈夫です。

セカンドスクリーンのみに切り替わったあとはあらかじめ設定していた解像度、この場合は1280*720になってますので見やすくなってると思います。

「セカンドスクリーンのみ」を1クリックで実行できるbatファイルを作成する

毎回細かい作業は面倒なのでできるだけ簡単にモニターを切り替えられるようにしました。

まずはメモ帳にこのコードを記入。

DisplaySwitch.exe /external

そして、second_monitor.batという名前を付けて保存します。

保存先はあとから他のファイルも作成する予定なのでcドライブ直下にremote_playというフォルダを作ってその中に入れておいてください。

このsecond_monitor.batをダブルクリックすると一発でセカンドスクリーンのみ状態になります。

次にsecond_monitor.batを右クリック→その他のオプションを確認ショートカットの作成を選択してショートカットを作成します。

名前は適当に付けてください。ここではセカンドスクリーンのみにしました。

ショートカット

そしてこのショートカットファイルをスタートメニューに入れます。

場所は

 C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

その後windowsメニューから先ほど付けた名前セカンドスクリーンのみを検索するとアプリとして表示されるのでスタートメニューにピン留めするを選択します。

ショートカット

そうするとピン留め済みアプリに表示されるので、ここから1クリックでセカンドスクリーンのみに切り替えることが可能になりました。

ショートカット

Steam Linkでデスクトップ表示したあとスタートボタンクリック→セカンドスクリーンのみクリックでモニターオフにできます。

アイコンの小ささとかは変わらないですが、ちょっとは操作しやすくなったと思います。

スマホだとこれでも微妙ですが、タブレットだと快適です。

リモートプレイでゲームをする

準備ができたらBigPictureモード起動してゲーム開始です。

ダミーHDMIの解像度は1280*720になっていますがゲーム開始するとゲームで指定している解像度で表示されますのでご安心を。

私は2560*1440でゲームしてますがちゃんとその解像度で表示されてます。

Steam Linkの解像度設定もお忘れなく。

ゲーム解像度が2560*1440でもteam Linkの解像度設定が1920*1080なら1920*1080として表示されますので。

ゲームをやめてPCをスリープにする

ゲームを終了するとリモートプレイを切断したいところですが、切断しただけではPCをスリープにできません。

BigPictureのメニューからシャットダウンはできるのですがスリープはできませんでした。

シャットダウンで良い場合はBigPictureのメニューからシステムをオフにするを選択してください。

スリープにする場合はBigPictureのメニューからBigPictureモードを終了を選択しデスクトップを表示。

その後、スタートボタンクリック→電源マーククリック→スリープでスリープにします。

PCのスリープを1クリックで実行できるbatファイルを作成する

この場合は低解像度になってるのでボタンも押しやすくはなってると思いますが、セカンドスクリーンのみの時と同じくbatファイルを作成してスタートメニューにピン留めしたいと思います。

コマンドでスリープさせるにはちょっと特殊で別途PsToolsというファイルが必要でした。

PsTools – Sysinternals | Microsoft Learn

中程にあるPsTools Suite をダウンロードからダウンロードできます。

ダウンロードしたら解凍し、psshutdown64.exeを先程Cドライブ直下に作ったremote_playフォルダに入れてください。

そしてメモ帳を開き下記を記入。

C:\remote_play\psshutdown64.exe /d /t 0 /accepteula
参考:Windows 10 シャットダウンや再起動するショートカット

名前をsleep.batにして保存。

sleep.batをダブルクリックでスリープに移行します。

あとはセカンドスクリーンのみと同じ手順でショートカットを作成しスタートメニューに入れピン留めします。

ショートカット名はスリープにしました。

スリープ

これでスタートボタンクリック→スリープクリックでPCをスリープにできます。

その後にPCを使う

Steam LinkからPCをスリープにした場合、次にPCを起動するとモニターがオフの状態で起動します。

その場合はwindowsキー + pを2回押すとPC画面のみ状態になってモニターが点灯します。

「PC画面のみ/拡張」を実行できるbatファイルを作成しショートカットキーで実行できるようにする

今回もbatファイルで操作短縮します。

基本的にはセカンドスクリーンのみの時と同じです。

メモ帳で下記を記入。

PC画面のみ

DisplaySwitch.exe /internal

拡張

DisplaySwitch.exe /extend

名前をmain_monitor.bat/extend_monitor.batにして保存。

それぞれのファイルをダブルクリックで設定したモードに移行します。

次にショートカットを作成しショートカットを登録。ショートカットの名前は適当に決めてください。ここではPC画面のみ/拡張にしてます。

作ったショートカットのプロパティでショートカットキーが登録できます。

PC画面のみショートカット

ショートカットのダブりがないようにしてください。

PC画面のみ:Ctrl+Shift+Alt+F12、拡張:Ctrl+Shift+Alt+F11というように設定してみました。

次に同じくショートカットファイルをスタートメニューにいれます。

今回はピン留めの必要はありません。

どうやらこのショートカットに登録したショートカットキーはスタートメニューにいれるかデスクトップに置くかしないと有効にならないみたいです。

これでPCをスリープ解除後、モニターが消えてる状態で上記で設定したショートカットキーを打つとモニターがつくようになりました。

補足

最終、Cドライブ直下のremote_playフォルダの中身は全部の作業をやるとこうなってます。

Cドライブ直下のremote_playフォルダの中身

ショートカットは全部スタートメニューに移動済みです。

あとショートカットはアイコンを変更することができます。

ショートカットのプロパティにアイコンを変更というボタンがあり、クリックすると内蔵されてるアイコンファイルから合うものを選べます。

ショートカットのアイコン変更
ショートカットのアイコン変更

自分でアイコンファイル作って設定することも可能です。

私はこんな感じで変更してみました。

ショートカットのアイコン変更

色々試行錯誤してこの状態にたどり着きました。

最初の設定はかなり面倒ですけど一度設定してしまえばあとはかなり快適に操作できるのでSteam Linkを多用する人はやっておいて損はないかと思います。

私はかなり活用しています。

Steam Linkで使ってるタブレット。

Steam Linkで使ってるコントローラー。

2.4GHzとBluetoothを切り替えられるのでSteam Link用で別途用意する必要はありません。便利!

ダミーHDMI/Displayport


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echo "Hello World";
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