部屋を斜めに使うことでスピーカーの定在波問題を解決する
オーディオをステレオに戻してからスピーカー定在波に悩まされてました。
AVアンプ使ってたときは音場調整でわからなくなってたんですよねー。そういうのがないアンプだと看過できないレベルで定在波が…
サブウーファーを導入してみてもそれがイマイチで結局返品したりと…
こんな感じで悩んでたのですが、この度その問題が解決しました。
定在波はやっかいすぎる
定在波はかなりやっかいで、特定の周波数の聴こえ方がかなりおかしくなります。
- キック(バスドラ)がボワボワする
- ベースのある部分が強調される
- ベースのある部分が聴こえない
こんな感じ。
スピーカーの位置や向きを変えても全然かわらず、視聴位置をめちゃくちゃ前にすると緩和する感じ。
普段音を聞いてる場所が一番定在波の影響を受けてたみたい。
でも場所は後ろにずらせないし、前にするとTVにめっちゃ近くなる。
隣接する部屋(DK、和室)のドアを開放するとある程度改善したのですが、まだまだ定在波は残ってました。
部屋を斜めに使う
そんなこんなでめちゃくちゃ悩んでたのですが、ネットを検索するとこんなページがありました。
逸品館が考える、新、オーディオの音質を10倍良くする方法 6~8畳サイズのリスニングルームに最適なルームアコースティックの調整方法
これの下の方に「試して損はない、ステレオ(2ch)限定のお薦めのレイアウト」というのがあり、それがスピーカーを部屋に対して斜めに置くというものでした。
スピーカーと壁が平行だと直線的に音が跳ね返ってくるので定在波が起こりやすいですが、それを斜めにすることで音の反射を分散させるってことですね。
試しにセットしてみると…
すげえ!定在波がなくなった!!
あれこれ悩んでたのがこんな簡単なことでここまで改善されるのか!って感じです。
なのでここに配置することに決定!
テレビはどうるすか
テレビのスタンドが壁寄せスタンドなのでどうしようか悩んだのですが、余っていた板とカラーボックスで簡易な壁を作りました。
板とカラーボックスを強力な両面テープと金具を使って固定しました。
そしてカラーボックスにコンクリートブロックを重しとしていれてずれないようにしました。
これで後ろに倒れることはないと思う。
隣接する部屋ドアを開放
セッティングしたあと細かく聴いてみるとまだちょっと定在波の影響があったので、隣接する部屋ドアを開放するのはそのままにしました。
特にDK側は半分だけ開放してたのを全開放にしました。
ドアを取っ払ったあと間仕切りカーテンを付けてます。
結果
結果はかなり良くなりました!
いままで悩んでた周波数帯域がかなりフラットに近くなりました。
AVアンプではかなり補正されてたんだなぁと実感。
確かにEQみるとカーブきつかったしなぁ。なんでこんな補正してんだ?って思ってたくらい。
これでこのスピーカーの能力を100%引き出せる。
部屋の隅では定在波が発生してますが、まぁそこはあんま気にならないのでとりあえず放置。
気になりだしたら吸音材でも貼り付けるかな。
ステレオ環境ならこの配置が最適ですね!
問題があるとすればサラウンドにできないということかな…
まぁ今のところ戻す気はないですが、サラウンドにするならもっと広い部屋でないとだめかも…
色々調べてみると部屋が6畳とか8畳くらいの部屋で壁に平行するかたちでスピーカー配置してると定在波が起こりやすいみたい。
周波数と距離の問題みたいね。
部屋の斜め使いはなかなか部屋としての使い勝手が悪くなるので悩ましいですが、かなり改善されるので一度お試しあれ!