AI:ソムニウム ファイルが最高に面白い!本格ミステリーで謎解きが楽しいぞ!
2019年9月19日に発売された「AI:ソムニウム ファイル」ですが、これがすごく面白かったので久々のゲーム感想ブログです。
私はこのゲームを知った時「おもしろそう」という直感で買うことを決めました。
内容がミステリーなので公式情報すらもろくに見ず予約してプレイ!
直感だけだったので少しの不安もありつつ(なんだこれ?みたいな結果になったらどうしよう)プレイし始めたのですが、謎が少しずつ明らかになるにつれグイグイ物語に引き込まれ最終的に大満足でした。
やっぱ私はこういうミステリーアドベンチャー好きだわぁ。
ストーリー
東京。
11月のとある金曜日の夜。降りしきる雨の中、ひとりの女性の遺体が発見された。
場所は廃墟と化した遊園地のメリーゴーランド…。
その遺体の顔には左目がなかった。
どうやら犯人にくり抜かれ、奪われたらしい。一報を聞きつけ事件現場に訪れた刑事、伊達。
彼は遺体の顔に見覚えがあった。なぜ、彼女が――――これは、夢と現実を捜査し、失った記憶と因縁の殺人犯を追う、ある刑事と相棒の物語。
というもので、主人公「伊達」とその相棒がこの謎を追っていくというストーリーです。
この伊達の左目に入っている義眼は実はAIで、そのAI(アイボゥ)と協力して謎を解いていきます。
特殊なシステムを使い、相手の夢の中(ソムニウム)に入りその中で真実や重要な事柄を見つけていきます。
AIとかソムニウムとかSF的ではありますが、大筋はしっかりミステリーしてますし、かなり複雑なのでなかなか推理が楽しかったです。
ゲームシステム
基本のゲームシステムはよくあるっちゃよくある分岐型マルチエンディングのアドベンチャーゲームです。
複数のルートが有り、全てのルートを通ることで真エンディングにたどり着くというもの。
フローチャートもあるので便利。ってか最近はフローチャート実装が当たり前ですね。
捜査パート
よくある感じのパートです。
カーソルを動かして物をしらべたり人物と会話したりします。
一番多いパートですね。
ソムニウムパート
これがこのゲームのキモというか特異な箇所ですね。
主人公と対象者の意識をシンクさせ、対象者の夢の中で真実を見つけるというもの。
システムを全部書くとややこしいのでやめますが、後半に行くにしたがって難易度上がっていきました。
このパートには残り時間があり、それをうまく調整していかないとだめなんです。
後半は多分初見じゃ無理。
その他
その他に取り調べやQTEなんかもあります。
取り調べでは取り調べ対象の人物にいままで得た物的証拠や状況証拠などを突きつけて追い込んでいきます。
キャラクター
めっちゃ個性的なキャラクターばっかりですw
最初は「なんだこいつ?」と思うようなキャラでもプレイしていくとだんだん好きになってきたり。
私はやっぱりアイボゥが好きかな。
というか伊達とアイボゥの関係性が好きだったりします。
あとはやっぱみずきかな。
これもまた伊達との関係性が好き。
こっから若干のネタバレ含むので未プレイの方は読まないでください!
プレイ後の感想
本格推理ゲームとはあったけど、こういうゲームって結局最終的に超展開で「こんなん推理できるかよ」みたいなのもあるんで気を抜けなかったんですが、それも杞憂に終わりめっちゃ楽しくプレイできました。
途中の分岐で「パラレルワールド」の話がでてきて、もしや…と思ってたらそれ自体がミスリードで真相はちゃんと物理的に説明ができるものでした。
そもそも、主人公である伊達そのものがミスリードと言えるかもしれない。
上にも書きましたが、AIやソムニウム等SF的なものが出てきますが、それも含めてめっちゃちゃんとミステリーしてます。
プレイ中にだんだんと明らかになっていくことを都度整理しながら推理していけば、最後真相が明かされる前段階で事件の流れがなんとなくわかります。
流石に完璧には推理できなかったですが。
とにかく人物相関図がややこしすぎて頭で整理するのが大変でしたw
でもその人物入れ替えにも矛盾は無く(私は矛盾を感じなかった)、「あそこでもう入れ替わってたのか!」とか「実はあいつはあいつだったのか!」とか。
残虐なシーンがあったり、人間ドラマもあったりしますが鬱々しているわけではなくいい意味でサラッとしてます。
個性的なキャラクターや主人公との掛け合いのコミカルさだったりで結構笑えるシーンも多いです。
真エンドも爽快だし!
とまぁこんな感じで久々にミステリーゲームにハマりましたわー。
好きなシーン
私がめっちゃ好きなシーンがこれ。
シナリオ的にもみずきルートは好きなんですが、このみずきの肩にアイボゥが乗ってるの可愛くて好き。
もっと伊達&みずき&アイボゥの会話を聞きたかったなぁ。
ただ全クリしてから考えるとこの時の伊達の体はあいつのなんよね…
沖浦連珠
このゲーム1不憫なキャラは沖浦連珠だと思う。
結構な重要キャラで頻繁に名前は出てくるんだけど、出てくるときはすでに沖浦連珠ではない状態。
沖浦連珠が沖浦連珠として出てくるのは回想のみという悲しい扱い。
沖浦連珠&灘海硝子元夫妻はクリア後のダンスにも入ってないという…
おまけで入れてあげてもよかったのに。
おまけ
ゲームクリアするとおまけで虹ノ矢ハ折レナイのダンスが見れます。
キャラを入れ替えたり背景入れ替えたりできるのでなかなか楽しい。
でもこの中に元伊達(世島犀人)がいない…まぁ当然ちゃ当然かもしれんけど、ほぼこの姿を主人公としてプレイしてきたのでおまけくらいは入れといてほしかったな。
あとはいつでも真エンディングのみんなでダンスが見れます。
とにかく面白かった!