私的「Nature Remo」活用法
2018年の7月にスマートリモコン「Nature Remo mini」とスマートスピーカー「Google Home mini」を購入し、それから毎日使用しています。
それぞれのアップデートによってかなり便利になってきています。
設置場所(リビング)においてる機器をほとんどNature Remo miniに登録して、全て音声で操作できるようにしています。
音声で操作するのが逆に面倒な動作はNature Remoアプリでスマホ・タブレットから。
さらに細かい機器の設定等は付属のリモコンで行ってます。
正直、もうこの「音声で機器を操作する」という動作に慣れてしまってもはやなくてはならない存在になりました。
てなわけで、私的Nature Remoの活用方法を書いていきたいと思います。
Nature RemoとGoogle Homeを連携させる
Nature RemoとGoogle Homeを連携させれば様々な動作が特別な設定をしなくても出来ます。
ついにGoogle Homeからテレビのチャンネルや音量操作が可能に! — Nature
私はエアコンとAVアンプでこの機能を使っています。
エアコン
私が購入した当初は私の使用しているエアコン(コロナ製)がNature Remoに対応してなかったので、エアコンは付属のリモコンを使用していました。
ですが先日ふと気になって登録を試してみると、なんと問題なく登録・操作ができるようになってました。
ちゃんと対応機器の追加もしていってくれてるんですねぇ。
なので今はリモコンいらずです。
- エアコンを付けて
- エアコンを消して
はもちろん
- エアコンを28度にして
- エアコンを冷房にして
- エアコンを冷房の28度にして
など結構細かく命令ができるのですごく便利!
登録できなかった時は「まぁエアコンくらいリモコン使うか」なんて思ってましたが、いざ音声で操作できるようになると便利すぎてもう抜け出せないw
AVアンプ
私はテレビを所有しておらず、AVアンプ+プロジェクターという環境です。
AVアンプをテレビとして登録することでON・OFFはもちろん音量操作もできるようになりました。
Google Homeと連携させる前はAPIを使ってやってたんですが、デフォルトの機能で使えるならそれにこしたことはないですよね。
- アンプを付けて
- アンプを消して
- アンプの音量を上げて
- アンプの音量を3上げて
というような命令で使ってます。
AVアンプの入力ボタンをテレビのチャンネルとして登録すれば、入力切替もできるんですがGoogle Homeの返答がなんか気に入らないので後述するIFTTTで設定しています。
「アンプのチャンネルを1にして」→「1ですね。アンプで再生します。」
ね、変でしょ?w
IFTTTを使う
IFTTTとは色んなサービスを連携できるサービスですが、ここではGoogleアシスタントとNature Remoを連携させるために使用します。
IFTTT: Every thing works better together
上記のNature RemoとGoogle Homeの連携とは違い、命令文・返答ともに設定でたりするのでかなり便利で、スマートリモコンとスマートスピーカーをより便利に活用できるようになります。
AVアンプ
上でちょこっと書いたAVアンプの入力切り替えを設定しています。
- Chromecastに切り替え
「キャストに切り替えて」→「入力を切り替えます」 - PS4に切り替え
「PS4に切り替えて」→「入力を切り替えます」
これだけ。
命令文はなんでもいいですが、Googleアシスタントがどういう風に認識するのか確認してから設定したほうがいいです。
アルファベットで認識するかカタカナで認識するか等。
一度命令文をGoogleアシスタントに認識させてGoogle Homeアプリのマイアクティビティで確認します。
APIを使う
Nature RemoはAPIを公開しており、これを使えばより複雑な操作が可能になります。
Googleが提供するGoogle Apps ScriptとFusion Tablesを使ってしたのですがFusion Tablesがサービス終了になってしまったので考えた結果、使い慣れたPHP+MySQLという環境でやってます。
プロジェクターの切り替え
プロジェクターの切り替え自体は別にAPIを使ってまでやることではないとは思うんですが、保有しているプロジェクターは電源を切る場合にOFFボタンを2回押さないといけないんです。
いちいち2回「プロジェクターを消して」と言わないといけないのが面倒くさい。
あとは一緒にAVアンプのON・OFFも行いたい。
という訳でAPIを使用しています。
- プロジェクターを付けて
プロジェクターの電源ON→AVアンプの電源ON - プロジェクターを消して
プロジェクターの電源OFF→プロジェクターの電源OFF→AVアンプの電源OFF
命令文はIFTTTで「プロジェクタを $」と設定し$に入る文字列が「付けて」なのか「消して」なのかで処理を分岐させてます。
Nature Remoのシーン機能とかGoogle Homeのルーティーン機能を使えばできるのですが、命令文が固定だったり返答が都度返ってくるといったような事があってAPIでまとめて処理させてます。
気にならなければシーン機能・ルーティーン機能使ったほうが簡単。
照明の切り替え
Googleアシスタント非対応の普通の照明です。
使用するボタンは一つで押すたびに明るさが切り替わる仕様です。
消灯状から1回押すと全灯(電球3つ)。
それから1回押すたびに電球2つ→電球1つ→常夜灯→消灯という風になります。
なので照明の状態をデータベースで管理してしまおうということですね。
こうする事によって現在の照明の状態が把握できるので、「照明を消して」という命令でも現在の状態によってボタンを押す回数が変わるという事になります。
全灯状態から消す場合は4回。電球1つついてる状態から全灯にする場合は3回といった感じです。
命令文はIFTTTで「照明を $」と設定し$に入る文字列で処理を分岐させてます。
- 照明を付けて
- 照明を消して
- 照明を暗くして
等々。
とまぁこんな感じでめっちゃ活用してます。
使い始めは声で操作するのって慣れるかなぁなんて不安もありましたが、今や「OK!Google」と言うのに何の抵抗もありませんw
AVアンプの音量操作だけはリモコンアプリでやっちゃう方が速いのでアプリ使ってますがそれ以外は声ですかね。
照明にいたっては声で操作する前提の仕様なので。
と、満足してはいるのですがデメリットとか改善してほしいところもあったりするのでそれもついでに書いてみます。
デメリット/改善してほしいところ
サービスに依存する
スマートリモコンというのは付属のリモコンとは違いインターネットでサービス元のサーバ接続して処理を行うものなので、このサーバにエラーがでるとリモコンが使えなくなります。
これはNature Remoに限らずです。
Nature Remoでも何度か体験しました。
しかも複数サービスを連携させてると何が原因なのかものすごく分かりづらいという事になります。
1回あったのですが、エラーが出てリモコンが使えなくなったとき何が原因か全くわからなくて色々調べてると
GoogleアシスタントとIFTTTの連携で不具合発生中
という事がありました。
Nature RemoもGoogleアシスタントもIFTTTもそれぞれ正常に動作してるのにサービスの連携部分で不具合とかそんなんわかるかよー!
なんでこういうエラーが1度でも起きるのが嫌だと言う人は学習リモコンの方がいいかも知れません。
SONYのやつとかいいですよね。
機器の名前決めに苦労する
Nature RemoとGoogle Homeを連携させたときにわかったのですが、機器の名前には結構制限があります。
特にGoogle Home側で設定されてる予約語(テレビとか照明とか)を使う時は要注意。
Nature RemoとGoogle Homeを連携させるとNature Remoに登録してある機器がすべてGoogle Homeにも設定されています。
その際「照明」という名前の機器があればIFTTTで「照明を消して」というコマンドを設定してたとしてもGoogle Homeの命令を優先させるので「照明でエラーが発生」とか「設定されていません」とかいう事になります。
Google Home側の名前を「照明」とするのももちろんダメで、Nature Remoでアイコンを照明で登録するのもダメでした。
なのでNature Remoでの照明の登録は、アイコンは「その他」、名前「LT」にしています。
プロジェクターも名前を「プロジェクター」とするとIFTTTの「プロジェクターを付けて」という命令が効かなかったので名前を「PJ」にしてます。
優先順位はわかりませんが、Google Homeの登録名、Nature Remoの登録名、Nature Remoのアイコンどれかに命令文に紐づく名前があればGoogle Home側の処理になるっぽいです。
予約語は類似のものでもダメ。照明をライトとかLIGHTにしてもダメでした。
Google Homeでチェックするところ。
Nature RemoとGoogle Homeを連携させるときに連携させる機器を選択できればいいのになと思いました。
まぁ登録の仕方を考えればちゃんと狙った動作をするので今の所問題はないのですが。
私のNature Remo登録状況